お客様との約束を守る。簡単そうで難しい。

1988年4月入社 営業  常務 Y.I.

勤めて何年になりますか。

 昭和63年の入社で、もう30年以上の勤務になりました。

長く続いた理由は?

 会社が好きです。若いころ、「チャレンジしてみたいことをやって失敗してもいいんだ、やりたい様にやりなさい」と言ってもらえたことが印象に残っています。やりたい様にやらせてもらえる社風と、周りにサポートしてくれる環境があるので、モチベーションを保つことができています。

会社の福利厚生などをつかって、よいと思ったことは?

 子供が小さいときは、会社の保養施設をよく利用していました、夏は新潟の石地で海水浴、冬は長野の湯田中でスキーなど、よく行きましたね。

休みの日はどのように過ごしていますか。

 仏像・御朱印にはまっていて、休みの日は夫婦で、会津や滋賀、奈良などの神社仏閣をめぐっています。仏像の表情も時代や彫り手によって、様々な表情を見せます。それぞれの時代ごとの、仏像の違いなどを見ていく楽しみがあります。運慶快慶展などやっていると、国立博物館に行ったりもします。

今の仕事内容を教えてください。

 入社以来ずっと営業です。既存のお客様を守り、いつまでも当社のお客さまであり続けていただく、新規のお客様を開拓する、主にその2つです。

業務の流れは?

 一芸(ナヴィシア)戦略という当社固有のビジネスのやり方で、自分たちが得意とする業界業種を絞り込んで、ソリューションを提案・提供しています。その中でも物流関連の業種が一番多く、全体の3~4割くらいは占めているかもしれません。他にも官公庁や外食業のお客様も多くなってきました。

業務の上で大切にしていることは?

 営業として一番意識していることは、お客様との約束を守る、ということです。
 これが簡単そうで難しい。提案の時には、導入していただくことによる効果を説明しますが、導入後には提案通りの成果を出す、ということが一番重要かと思っています。

部下に対して接するとき、大事にしていることは?

 今は昔気質の「営業とはこうやるんだよ!」という一方的に指示する時代でもないかなぁと。色々なタイプの人がいるので、それぞれの力を発揮してもらうために、目線を合わせて、たとえそれが取るに足りない話であっても、雑談を含め、会話や対話を大事にするように意識しています。コミュニケーションが多い組織の方が成果を出しやすいと思っているからです。

これまでにもらった最高の「ありがとう」を教えてください。

 お客様にご提案して契約いただき、私たちの構築したシステムを使い始め、効果があがったときに「導入してよかったよ、ありがとう」と満足そうに言っていただける「ありがとう」が、やはり一番嬉しいですね。あとは、昔なじみのお客様に「お前との付き合いも長くなったなぁ~」などと言っていただけたとき、何気ない一言ですが、しみじみと幸せを感じたりします。

最初に取った仕事、思い出に残る仕事は?

 最初の受注は、30年以上前の販売管理システムです。当時はまだパソコンを使っているところは少なく、オフコンでの商談でした。今では考えられませんが、お客様の社長が朝7時に出社すると聞いて、その時間に玄関先で待って、受注をいただきました。

思い出に残る仕事は、名だたる大手と競合した中で当社を選んでいただいた時です。今でも当社のお客様なのですが、当時、責任者の方から「提案内容は他社の方がよかったかもしれない。けど5年、10年と付き合っていくなら I 君かな」と言っていただいて、すごく嬉しかったことを覚えています。社長の言っている3つのハードルのうち、まず、人間のハードルを越えないと受注につながらないな、とつくづく思います

今後の目標は?

 お客様から安心してお任せ頂く為に、そして従業員が安心して働くためには、「安定した経営」が必要不可欠です。ですから、当社は急激に会社を大きくする必要はないと思っています。社員が豊かに働ける環境を整え、お客様に質の高いサービスを提供するため、少しずつでも会社を持続的に成長させていくことを目標としています。

入社を考えている方へひとこと。

 若いからダメ、経験が足りないからダメ、といったことはナブアシストにはありません。これからますます伸びていくこの業界で、「新しいアイデアを産み出してみたい」「最先端の技術を身に付けたい」と思っている人には、どんどん挑戦できる、とても良い土壌が揃っています。